この言葉を知ったのは、茶庭(路地)の蹲踞の手水鉢です。
4文字の中の足が私にはデザインとは何かを教えられた文字です。
茶室と茶庭(路地)における園路と飛石の関係です。
人は飛石に足をのせる時、足元を見ます。
当然、頭が下がり目線が足元に行きます。
そして頭を上げると亭主が頭を下げて向かえているのです。
空間・形態・言葉(心)の関係が1つになります。
デザインにおける言葉と形態の本質はそこに在ると想っています。
よく、雑誌、カタログで快適な、良質な、自然の、木の、
やすらぐ、共創 等々 セールス言葉を形態するのには中々至らないものです。
先人の想い(言葉)と形態には自考があります。
現代は情報が氾濫し、安易に使われているのです。
選挙時の政治家になっているのです。
2023.04.25
吾唯足知