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2023.05.11

デザインと感覚と感性

感覚とは物理的、肉体的なもの
感性とは心理的、精神的なもの
個人の感性とは中々難しいものです。
デザインは感覚と感性によるもので、個人の趣味は良いのですが、感性がなければ物好きになります。
その個人の物好きにハイ、ハイと言っていますといつのまにかおかしくなる様です。
世界の名のある画家も感覚で描いている訳ではないのです。
最初は優れた作品を真似る事から始まります。
そこから本質を知るのです。
感性の発現です。
それがなければ模倣と言う事です。
家と屋とはその様な事象です。
誰が創ったか、関わったかと言うのかわかるのです。
過去の時代の陶器、絵画、庭園でも美術家、鑑定家は適当に言っている訳ではないのです。
鑑定できると言うのは本質が在ると言えるのではないかと思うのです。
美味しいもの、良いものに触れ、見て、聞いて優れた感性に至ると
言う事ですが、中々伝わるものではありません。それが個人の資質です。
料理人の味覚で言いますと水の良い、余り良くないがわかる人は優れた感性が在るのです。
良い感性がなければ感覚は理解できないのです。
悪い、余り良くないものの批判は誰にでもできます。
又、良いものも何となく誰にでもわかるのですが、何故良いのかが説明できないものです。